【山が呼んでいる!】ヒッチハイクで来た道戻りジャスパーへ。
この辺りの気候なのか天気予報にかかわらず毎朝いつも雨が降る、
例に漏れず今日も朝は雨、午前中はキャンプ場の談話室のような小屋で雨をしのぎながらゆっくりと過ごす、
昼前に少しだけ晴れた、
俺は雨も晴れも曇りも好きだ、雨の後の陽射しはとても優しい。
昨日の登山の疲れもあり昨晩はぐっすりと眠れた、テントで寝ているといつもは物音や雨音や寒さで夜中に数回は目を覚ますが今日は一度も起きること無く熟睡。
バンフ方面に向かうハセ君を見送り俺はロブソン山に向かうべくジャスパー方面にヒッチハイクを開始、
キャンプ場から徒歩10分『Columbia Ice Field』のビジターセンターは今日もすし詰め、大人気だな。
さて、雨が降ったり止んだりを繰り返す中でのヒッチハイク、雨で濡れた怪しい旅人なんて誰も乗せたく無いだろうが乗せてくれないと移動出来ない、出来ればブロンズヘアーの可愛い娘がいい、おっさんがドライバーの時は少しヒッチハイクの手を緩めたりした、
ねばること約一時間、
ジャスパーに食料を買い出しに行くという登山客のカナダ人男性が乗せてくれた、
車を開けるとものすごく『ガンジャ』のにほいがした、きっとピースフルな男だろう、
しかしすごい車だ、
彼は昨日俺が登っていた山の向かいの山にツアーで登っていたらしく
「昨日よぉ、俺が山を登ってたら向かいのアサバスカをよぉ1人で歩いている奴がいてよぉ、皆んなで双眼鏡で見てたんだよぉ、ガイドが言ってたぜ ぇ "あらゃクレイジーだ"とよぉ。」
あ、それ俺だ。
別に俺はクレイジーじゃない、パートナーが見つからないから仕方なく登りたい山に恐る恐る超慎重にまるで石橋を叩いているかの如くなのだ!
と、つたない英語で彼に説明したり、別の山や地球環境や日本について笑談しているうちにあっという間にジャスパーに着いた、彼は買い物をして明日は別の山をツアーで歩くらしい、
硬い握手をして彼の車を降りた。
街に唯一と思われるスーパーで食料を少し買い足す、
あとはジャスパーからロブソン山までの訳80㎞だが、時間が遅く日が暮れてしまったので、
移動は止めて街のオシャンティなバーで例の如くハンバーガーを食べ、地ビールを飲む
本日のスペシャル『チーズバーガー』
これで約550円、安い!
そして地ビールのレバーがイカス!
バーで飲んでいたドイツ人のイケメン旅行者を捕まえてキャンプ場まで運んでもらった!
ドイツ人は漏れなくイケメンだ、きっと日本人女性はメロメロだろう、
俺も顔だけはドイツ人に生まれたかったと思ったが、
いや、いいんだ俺は俺だ、バカもん大和魂を忘れるな!とかなんだかヨクワカラン事を自分に言った。
・糸冬・
移動距離・105㎞ (ヒッチハイク)
今日の宿・キャンプ場
天候・雨 時々 雲り
風・強い北風
出費・$22