ブラジルが離してくれない
色々あってシカ男は今
ブラジルはサンパウロ市内の某高級ホテルで一人晩酌をしている
貧乏自転車旅行には見合わない
そう・・・
またしても飛行機に乗れなかったのだ!
今度の事件はチェックインカウンターで起きた
ホテルを出てフライトの2時間程前にチェックインカウンターに向かうとそこは未だかつてないくらい混雑していた
先日の欠便から流れてきた乗客もいたせいだろう
乗客達のチェックインは順調に進み
1時間くらい経過したあたりからまだかなりの乗客(30人くらいいただろうか)を列に残したまま流れが止まった、、
5分、
10分、、
20分、、、
一向に進まない
我々のフライトは18時20分....
※ちなみにシカ男が愛用している時計は「CASIOプロトレック・PRW-5000」だ。
以前、旅行会社に勤めていた経験がある
シカ男はすぐに察した
「※オーバーブッキング」だ!
※日本語では過剰予約と言い、用意できる最大数を超えて予約を受け付けることである、ある程度のキャンセルを見越して意図的に行う場合のほか、何らかのエラーにより意図せずに発生する場合もあり、これは二重予約とも呼ばれる。
しばらくすると乗客達がざわめきだし
スタッフがだるそうに列の中間くらいに立って説明を始めた
が、相変わらずのポルトガル語オンリーの説明でちんぷんかんぷんだ
驚いた事に「アンゴラ航空」はカウンターにちゃんとした英語を話すスタッフがいない、
そして例のごとくポルトガル語が分からない乗客らで
"チームイングリッシュ"
が自然に形成されるのである
幸運にもその中にポルトガル語を少し分かる奴がいたので通訳してもらう
「コンピュータの不備で搭乗人数が分からずオーバーブッキングになりました、ホテルと食事と代替え便を用意するので事務所に向かって下さい」
と言っている
っておい、連チャンだ!
事務所に向かうと
「Hi Takashiどうしたの!?」
と、名前を覚えられていた
どうしたもこうしたも無い
お前らの不手際オーバーブッキングだ!!
怒りに身を任せて暴れ出したい気持ちも少しあったが
受付カウンターと事務所のおばちゃん達に怒ったところで何の解決にもならないし、別に彼女らは悪くないと思うから笑顔で話したシカ男であった。
先日の欠便から今回のオーバーブッキングのダブルパンチをくらった10人はホテルがグレードアップされ
市内の高級ホテルがあてがわれたが
明らかに皆の雰囲気が荒んでいた
そりゃそうだ、俺を含めた10人はホテル生活3日目なのだ
そんな訳でまだサンパウロの風に吹かれて夜を過ごしているのです。
シカ男は思った、、、
欠便になった便からかなりの乗客を移したんだから、そりゃオーバーブッキングになるだろさ
何故それくらいの事を事前に予想し対処できないのだ!
ホテルに着いてシカ男は思った
ワオ、オーバーブッキング万歳!
と。
グレードアップされたホテルは四つ星ホテルで快適そのものだったのだ
コースのディナーも美味しくいただき
チームイングリッシュでディナー
各自の自己紹介なんて俺にとっては英会話抜き打ちテストだ
さぁ、明日こそは
次は五つ星ホテルを期待。
・糸冬・