【ヨーロッパ最高峰】モンブラン(Mont Blanc)4809m 登山
モンブラン(Mont Blanc)
↑ウィキペディアより引用
・場所
フランス シャモニー
・標高
4809m
・ルート
ノーマルルート(グーテルート)
・シカ男的難易度
★★★★★☆☆☆☆☆
トレーニングと高度順応は必須
氷河歩行の経験あれば尚良し!
・登山スタイル
単独雪山登山(とは言っても他に登山者はいっぱいいる)
・登山日数
二泊三日(最初は一泊二日予定だった)
・装備品
日本での厳冬期登山の装備
食料2日分と行動食(宿泊しなくても山小屋でめちゃくちゃ高いが食事が買える)
・かかった費用
ベースキャンプ 30€×2
ロープーウエイ 18€
山岳鉄道 22.50€
食料 40€
追加の装備品 50€(ヘルメット)
・モンブラン登山のまとめ
この山を登頂するに大切な事は
高度順応と雪上歩行に天気
そして山小屋の予約!
この4つがとても大切だと思いました
山頂から一番近い「グーテ小屋」はとても人気がある小屋で数ヶ月前から予約がいっぱいと聞きました、時間に余裕があるならシャモニーまで来てしまい電話での小屋のキャンセル待ちという手もありますがリスクが高いし英語スキル必須です、
登り方や小屋の予約に関しては色々なブログで他の方がかなり詳しく書いていましたので私シカ男はザックリと書きます!
ロープーウエイと山岳鉄道でかなり上まで上がり歩き始めます
ルース小屋まで3時間〜4時間(赤岳みたいな道のり)
ルース小屋からグーテ小屋は3時間〜5時間(槍ヶ岳みたいな道のり)
グーテ小屋から山頂は4時間〜7時間(積雪の富士山くらいの斜度が数カ所)
クレバスはわかりやすい小さめを数回跨ぎました、よほどのことがない限り落ちないでしょう
ソロ登山もちらほらいてものすごく難しい山な印象はありませんが、落ちたら大変なガレ場や緊張感のある雪のナイフリッジがルート上にありますので、雪上歩行や高所登山に自信がない方はガイド登山を強くお勧めします、
先程も書きましたが
八ヶ岳〜槍ヶ岳〜残雪期富士のハシゴが出来れば余裕のよっちゃんイカでモンブランを登る事ができるでしょう!
とかなんとか言いながらも
他のブログでちらほら「モンブランは簡単に登れる!」的な記事を見かけました
シカ男的には簡単とは言えない山だと思いました、
クレバスもあれば急な雪面や岩場
そして日本では味わえない高度、富士山より高いんですよ!
とにかく皆さん覚悟して挑みませう!
そして安全で楽しい登山を!!
ここから先はただの写真付き絵日記です
〜 1日目〜
↑突然ですが仲間が出来ました!
インフォメーションセンターで出会った日本からのソロ登山者「トモ」宿の予約と山小屋の予約を全てキャンセルして一緒に行ける所まで登ることに!!彼の宿のキャンセル料は一国の国家予算に匹敵したとかしないとか
↑ロープーウエイがでているレズッシュという町まで無料バスで移動、
しかし天気が良いなぁ!
↑山小屋て水を買うと高いと聞くのでロープーウエイ乗り場の近くの水場で2ℓほど汲んで行く、重い
↑このロープーウエイに揺られ山岳鉄道の駅があるベルビューへ
↑ロープーウェイ終点から徒歩2分!これが山岳鉄道の駅「ベルビュー」次の列車まで1時間程ある、どうするか?
↑登る前から飲むよね〜
鉄道待ちの1時間でついついオッさんはビール
↑まるで世界の車窓から、あの音楽が聴こえてきそうだ
↑約20分程で列車は終点に到着
軽く準備体操をして歩きはじめる、
意外と気温が高くジャケットを脱いだ、さあ、いよいよモンブラン登山が始まるのだな
↑アルパインカモシカ(正式な名称不明)が迎えてくれた
↑小屋までの道のりも楽じゃない、岩場を数カ所よじ登ってゆく
↑歩くこと3時間、ようやくルース小屋が見えた!
↑本日晴天、絶景なり!
トモさんが撮ってくれた写真だが、まるで山の仙人
↑ルース小屋前に雪渓が現れる
何とかそのまま歩けそうなのでアイゼン無しでゆっくりと慎重に渡る
↑ルース小屋に到着!
列車の終点駅からゆっくり歩いてキャンプ地まで3時間30分かかった
↑泊まる場所はこのキャンプ地(base campと呼ばれる)
↑明日のルートを眺めながら夕飯にドライフードを食べた、氷河の溶けた水が近くに流れているのでバーナーとコッヘルがあれば高い水を買う必要はない、節約なのだ
↑ベースキャンプからの夕陽、
明日は2時起きだ。
〜2日目〜
2時に起床
軽く朝食を取り
2時半にヘッドランプの明かりで登り出す
次のグーテ小屋までは4時間かかった
とにかく急な岩場が続く
↑モンブランの夜明け
急な岩場なグーテ小屋へのアプローチが終わるといよいよピッケルとアイゼンの出番!
↑グーテ小屋から雪がはじまる!
しばらく上がったあたりで一緒に登って来たトモさんの足取りが重くなり、無念のリタイア
↑なんて清々しい顔でしょう
ここがトモさんの「アーモンドピーク」だ!
※アーモンドピークとは、いつもトモさんが山頂に立てなかった時に最高到達点にアーモンドを置いてトモさんなりの山頂を作る事を言うのだ!↑さぁ、一人でテクテク上がって行く、
山頂へのリッジは緊張だ、落ちたら止めるのは難しいな
↑グーテ小屋から約4時間山頂に着いた!
モンブランの山頂は広く動き回れた、フットサルくらいならできそうだなぁ
↑モンブラン登頂!
↑だだっ広い山頂だったのでGPSで山頂を確認、うむ、間違いない
↑山頂からの景色は絶景!
↑あとは安全に降りるだけ、
山頂付近にクレバスがチラリ
↑途中で知り合ったカナダのカップル、絵になる〜
↑グーテ小屋が見えた!少し休もう
↑今回は泊まれなかったが、グーテ小屋はとても快適そうな小屋だった
↑ひたすら歩いてベースキャンプに無事帰還!
正面の山が氷河へのアプローチルート、かなり急なガレ場だったなぁ
↑疲れのあまりテントで気絶仮眠をしていたらトモさんがホットワインを作ってくれた、いや、惚れてまうヤロ〜!
〜3日目〜
さぁ、今日は駅まで降りるだけ
登山の疲れを癒すべくゆっくり休み、昼頃にゆっくり歩き出した
↑泊まっていたテントではしゃぐ中年男性二人、なんて微笑ましい!
↑そんなかんなしていたら天気は崩れて霧に呑まれてしまった
↑来た道をスタコラ下山、小さな氷河で霧に包まれ一度道を見失った、用心用心↑うっひゃー、もくもく雲が上がってくるじゃないの
↑ギリギリ、雨が降り出す前に駅に到着!
↑乗り込んで数秒で山岳列車は出発、ナイスタイミング!
↑山岳鉄道とケーブルとバスを乗り継い無事にシャモニーに戻り登山終了!
ここまで読んでくれたあなたにシャモニーにある秘密のハンバーガー屋をお教えしましょう!
↑見よ、この迫力を!
全ての原材料を地元産にこだわった究極のシャモニーバーガーここにあり!!
↑思わず笑ってしまうボリューム感!
↑溢れ出す肉汁と地元産チーズ、ソースのハーモニー♪
↑この店が伝説のハンバーガー屋だ!
オンラインにあまり情報が見つからず、もしシャモニーに行く機会がある人がいたらこのカフェを目指して行けば究極のハンバーガーはすぐそこだ!
Café Bluebird Chamonix
155 Place Edmond Desailloud, 74400 Chamonix-Mont-Blanc
https://goo.gl/maps/Ci6VhGxQAYfJqScy9
↑このカフェの近くにあるから是非探し出して
是非是非ご賞味あれ!!
さて!
何はともあれ山頂は最高でした!!
山頂からはフランス側とイタリア側とスイスの山々が見えて、
そして幸運にも風が弱くて山頂でコーヒーを飲めた
インスタントだけど五臓六腑に沁みた!!
これで五大陸最高峰は残り「エベレスト」だけになりました
さぁ、
果たしてシカ男はエベちゃんに挑戦出来るのか!??
乞うご期待!!!
※シカ男の天気予報を信じて当初の予定を大幅に変更してまで行動を共にしてくれたカリスマ美容師系登山家の「トモさん」に深く感謝します。
またどこかで是非登山しましょう!
・糸冬・