シカ男の旅 ~情熱五大陸登山~

シカ男(Shikao)、2015年の夏から自転車で世界一周の山旅にでました。

アフリカ大陸最高峰「キリマンジャロ」登山日記!!

キリマンジャロ

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・所在地

登山拠点はタンザニアのモシ(Moshi)

・標高

5895m

・登山口から山頂までの距離

35km

・ルート

マラングルート

・登山日数

3泊4日(山小屋泊)

・費用

1100$(約12万円)

・ツアー会社

マタタ ツアー

(Matata Tour and Safari)

・登山メンバー

↓シカ男(中年ハイカー)

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↓ガイド・ケチュマ(中年太り)

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↓コック・ニクソン(寡黙な料理人)

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↓ポーター・マイケル(野望に燃える23才)

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ダミーのポーターが2名!?

f:id:taka-shikao:20190715091113j:image↑写真は嘘です(笑)

 

ですがダミーのポーターがついてきたことは本当で。

国が定めた登山規定に「1人の登山者に対して最低クルー5人必要!」

という意味不明な決まりがあるのです。

 

 

1日目

Moshi 〜 登山口 〜 Mandara Hut

事務所に8時集合

8時15分に黒のボクシーで出発!

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途中の村で食料を買い出し

食事はツアー代金に含まれているのよ

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10時30分登山口ゲートに到着

入山届やその他の手続きはガイドが全て代行してしまうからその間フラフラして待った
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何か不備があったのか入山手続きに2時間近くかかった

12時30時いよいよキリマンジャロ登山のスタートだ!
f:id:taka-shikao:20190715080452j:image↑ポーターのマイケルは先に上がったからいない

 

ランチBOXを山道で食べる

案外豪華で満腹になりました、自然の中で食べるとおいしいのさ。
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マンダラ小屋まではこんな道

少し急な登りもあったが森の中をハイキングだ
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歩くこと3時間半マンダラ小屋(2700m)に到着!

綺麗な山小屋施設にびっくりf:id:taka-shikao:20190715080411j:image

お楽しみのディナータイム

大きなダイニングもあったけど、我がチームは部屋でアットホームに晩飯を頂きました

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ガリ(トウモロコシの粉をお湯で練ったもの)と野菜、肉、スープ

味も良く満足、満足f:id:taka-shikao:20190715080503j:image

 

2日目

Mandara Hut 〜 Horombo Hut 〜 Kibo Hut

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2日目は長い道のりだ

本来なら高度順応も兼ねて12km先のホロンボ小屋で一泊するので通常はそんなに長くはないのだが

南米で高度順化が出来ているシカ男はホロンボ小屋で休憩してその先の最終キャンプ地兼山小屋のキボ小屋まで一気に上がってしまえ作戦をとった

さすがの登り慣れているメンバーにも後半に疲れの色が見えて少し申し訳ない気持ちになった

f:id:taka-shikao:20190715082911j:image↑休憩中の一枚、まだまだ歩き始めで元気
f:id:taka-shikao:20190715082916j:image↑植物がアフリカならでは
f:id:taka-shikao:20190715082900j:image↑湧き水で喉を潤す
f:id:taka-shikao:20190715082938j:image↑歩くこと4時間、ホロンボ小屋に到着!ここで昼食をとった
f:id:taka-shikao:20190715082944j:image↑最終宿泊地のキボ小屋には水が無いので最期の沢から水を持って行く
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歩き始めて9時間、メンバーもぐったりだ。
f:id:taka-shikao:20190715082928j:image↑8:00に出発して18:00に今日の目的キボ小屋に到着!
f:id:taka-shikao:20190715082905j:image↑ヘトヘトに疲れているのにニッキーは美味しい晩御飯を作ってくれました!


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↑スープとパンとライスと肉入り野菜炒め、正直疲れと高度で食欲は無かったが美味かった。

 

3日目

Kibo Hut 〜 山頂(Uhuru Peek) 〜 Kibo Hut 〜 Horombo Hut 

 

深夜0時に起床、

朝食に暖かいお粥をいただく

二本の水筒に紅茶とコーヒーを入れ

1:00ヘッドライトの明かりを頼りにゆっくりと歩き出す

驚いたことにガイドのケチュマは手ぶらだった

テクテク、テクテクと歩き

6:15日の出と共にキリマンジャロ登頂!

f:id:taka-shikao:20190715083203j:image↑嘘みたいな晴天と雲海

 

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道中ガイドのケチュマは俺の紅茶を何回も飲んだ

「次回から持参しましょうね」

と言うと

「普段は俺は何も飲まない」

と強がるケチュマ、いやいや危ないよ

 

f:id:taka-shikao:20190715093907j:image↑別のルートからもどんどん登山者が上がってくる、しかし美しい景色だ

f:id:taka-shikao:20190715093902j:image↑氷河と雲海と山の影
f:id:taka-shikao:20190715093857j:imageキリマンジャロ山頂から眺めた朝に感無量
f:id:taka-shikao:20190715093850j:image↑100人近い登山者が山頂に押し寄せる

 

その後キボ小屋で1時間だけ仮眠して、ホロンボ小屋まで下った。

 

4日目

Horombo Hut 〜 Mandara Hut 〜 登山口 〜 Moshi

6時に朝食、そしてひたすら下山!

ヨーロッパが長期休暇シーズンに入ったらしくたくさんのヨーロピアン登山者とすれ違った、あと韓国からの団体様

f:id:taka-shikao:20190715094719j:image↑皆んな下りは元気
f:id:taka-shikao:20190715094811j:image山野草に目をやる余裕がでる
f:id:taka-shikao:20190715094714j:image↑マンダラ小屋で休憩
f:id:taka-shikao:20190715094803j:image↑何を撮ったんだかわからない
f:id:taka-shikao:20190715094727j:image↑7:00に歩き始めて12:30登山口に到着f:id:taka-shikao:20190715094754j:image麓の食堂で乾杯、皆んなよく頑張りました!
f:id:taka-shikao:20190715094733j:imageツアー会社のboss「マタタ」から登頂証明書をもらった

 

疲れで足がガクガクするんですけど

産まれたての子鹿

 

 

・まとめ・

日本では味わえない標高の登山、高度障害で山頂に立てずガイドに抱えられながら山を降りていく人を沢山見ました、

そんなに難しい登山ではありませんが、高度障害が一度出てしまうと決められた短いスケジュールの中で回復させるのは難しいと思います、無理な工程は避けてゆっくりと登って行くことをお勧めします、

そしてツアー会社はびっくりするくらいあるので、色々調べて楽しむも良し!日本人旅行者御用達のマタタツアーを使うもよし、

そしてなんと今回一緒に登った若手ポーターが安賃金(信じられないくらい安い)に耐えかねて、野心家の彼は自分でツアー会社を立ち上げる事を決心しました!

ホームページが出来次第ここにリンクを貼ります

とても仕事熱心で英語も上手く気がきく奴です

もしこれからキリマンジャロ登山を考えている方がいたら彼の会社を使って頂けたらシカ男も幸せです。

 

さて、登山に掛かる総費用です

2019年度の、だいたいの登山総費用はチップ込みで1200$〜2000$(内720$は国に払う入山料)と、会社やルートやサービスで料金がだいぶ変わるようです

 

主な登山ルートは2つ

・マチャメルート (5.6泊)

距離が長うえに山小屋がないためテント泊をしながらの登山になる、登山道が険しくアドベンチャー要素があるので若者に人気のルートだ!

・マラングルート (4.5泊)

マチャメルートよりは距離が短く、宿泊は全て山小屋になる、最も簡単に登れるルートで何故か現地では「コカコーラルート」と呼ばれている

シカ男は南米で高度順応が出来ていたのでマラングルートを3泊4日で登った。

 

キリマンジャロは登山に掛かる費用が高いので涙を飲んでの登山だった、

シカ男は普段ソロ登山が多いのでチーム登山に色々と不安があったが楽しく登ることが出来て大満足しているシカ男であった

f:id:taka-shikao:20190715094747j:image↑4日間苦楽を共にした仲間達!

いくらビジネスとはいえ同じ釜の飯を食えば仲間だ!

 

本当にありがとう。

 

・糸冬・