シカ男の旅 ~情熱五大陸登山~

シカ男(Shikao)、2015年の夏から自転車で世界一周の山旅にでました。

【怒】ナイロビからカイロにフライト

ストレスでお腹が痛いシカ男です。

 

叫ばせて下さい

 

ケニアなんか消えてなくなれ!!

 

フランスはモンブランへの到着を急ぐためにケニアの首都ナイロビからエジプトの首都カイロにフライトをとっていましたが、、、

搭乗前のチェックインの前のセキュリティチェックからイジメ倒されました!

 

事の発端は、シカ男の荷物は多くカートを使っていました、ナイロビの空港は空港内に入るためにイミグレと同等の荷物チェックがあります、

カートから荷物を降ろしてセキュリティに通します

事前に禁止物は全て抜いていたので難なく通り、さてカートに戻そうと思ったら

反対側にいたセキュリティスタッフにカートを片付けられていました、

シカ男「何でカートを持ってったの?必要だから持ってきてよ」

荷物から離れたくなかったことと、日頃の蓄積された鬱憤(ウップン)もあり少し強く言ってしまったと思います、

 

それが全ての始まりでした

 

セキュリティスタッフ「何で君は私に文句を言っているんだ?私がNOと言えば君は飛行機に乗れないぞ」

 

シカ男「カートが必要なのは見ればわかるでしょ?片付ける前に一言いってよ」

 

と言ったが無視されたので自分で改めてカートを取りに行きセキュリティチェックを出る

そして航空会社のカウンターでチェックインの際に航空会社スタッフにニヤニヤしながら言われた一言がこれだ

スタッフ「セキュリティからストップがかかっているのでチェックインできません、警備室に行って下さい」

 

シカ男は悟った

今日のフライトは出来ねぇな

 

今まで色々な旅人の失敗談を聞いているから知っている、この手の国では警備室にいったら終わりだ、あの手この手で虐め倒される

 

警備室行きは頑なに拒みセキュリティチェックの脇でスタッフ3人に囲まれて常に高圧的な尋問というなの脅迫が始まる

 

セキュリティスタッフ①

「君は私に文句を言ったけど、私の決断で君を警察署に連行することもできるし死刑にして殺すこともできる、もちろん搭乗させないコトなんて容易だ」

「この国にはこの国のルールーがある日本にもルールがあるだろう?それと一緒だ」

シカ男

「不快にさせたことは謝ります、でもこれで死刑になるのですかこの国は?ケニアではこれで連行されるんですか?」

セキュリティスタッフ②

ケニアでは警察やセキュリティに迷惑をかけたら罰金2000$2年の禁固刑で連行だ」

セキュリティスタッフ③

(ガムをクチャクチャ噛みながら)

「今警察を呼ぶからな、警備室に行くぞお前はバカだな」とニヤニヤ

 

出来るなら彼らに今すぐ隕石が落ちないものかと思った

 

そんなかんなで脅されながら警備室行きだけは拒み二時間以上が経過した、

どうやら警察は呼んでいないようだ、

 

当たり前だ、俺は何もしていない!

 

フライト予定時刻まで1時間を切った辺りで、不意にセキュリティスタッフ①が言い放った

「今回だけは許してやる、次は無いぞ」

え? いいの? 罰金は?

彼の苛立ちが収まったのか、イジメに飽きたのか、いまいちよくわからないがセキュリティの軟禁から解放された

まぁ、言われなくてももうケニアには来ないよ。

 

もう時間が無いので急いでチェックインカウンターに行くと相変わらずスタッフはニヤニヤしながらこう言った

「エジプト出国チケットか特別許可書がないと搭乗出来ないよ」

 

そんなもん無い!聞いたこともない!

 

どんなに話してもニヤニヤするだけ

 

運良く空港Wi-Fiが入ったので以前から目を付けていてブックマークしていたカイロからカサブランカ(モロッコ)の航空券を大慌てで購入!

 

ドヤ!

買えたゾ!

と予約番号を伝える、

ロッコから日本のフライトはないのか?とかよくわからないことを数点聞かれたが

ようやく受付はだるそうに荷物を出して、と計測器に乗せる、

事前に重量は測っていたので規定内なのだが、執拗に向きを変えたりしながら何回も重量を確認された、他のスタッフも何故か続々集まってきて「中身は何?開けて見せて」と言われたり「測りか故障してないか?」と言われたり

そして結末はこれだ

「あ〜、自転車の梱包不十分で預かれないね」

シカ男の心

(あんたら3時間前から俺の自転車見てたでしょうが!なんなら一回カウンターまで持ってきてるよ!!)

と苛立ちが最高潮になった後に謎の落ち着きの波がきたまるで台風の後の凪た海のようだ、

 

もうフライト出来なくてもいいや。

 

人間、怒りが怒りを超えると菩薩のような顔になるんですね。

 

シカ男「うむ、では私はどうすれば良いのだ?」

受付「搭乗を諦めるか、仕方ないからこっちで梱包するから100$払って」

シカ男 「うむ、搭乗出来るなら払おう、だが一食1$で食べれるこの国で梱包に100$はいくらなんでも高すぎると思うぞ、50$なら払えるぞ?」

受付「わかった50$現金だ、カードは使えない」

あ、賄賂ぢゃん

 

そんな格闘の末に何とか5分前に搭乗ゲートに到着、航空機の中でこの愚痴を書いているわけであります。

 

連行されなくて良かった

罰金2000$払わされなくて良かった

無事にチェックイン出来て良かった

 

喉がカラカラで飲み物を買おうと思ったら10シリング(約10円)足りなかった、

が、レジのお姉さんがポケットから10シリングを笑顔で出してくれて、ケニア最後のコカコーラを流し込んだ。

 

というわけでフライトはカイロ滞在五日間からのモロッコ行きに決まりました。 

海外、特に途上国では空港スタッフや警官の機嫌を損ねないように気をつけて下さい、本当に何が起こるかわかりません。

 

こんな長い愚痴を最後まで読んでくれた方がいたら、本当にありがとうございます!

 

シカ男は今日も元気です!!

 

 

・糸冬・