【6日目】海から山へ 〜キリマンジャロを目指して〜
キリマンジャロが見えたっ!
・6日目
Same 〜 Mwanga
・走行距離
72km (残り42km)
・標高
705m
・コンディション
舗装路 緩やかな登り 追風 晴れ
・まとめ・
↑小さな街「Same」にあった綺麗な宿。
↑この国では蚊帳が欠かせない、マラリア蚊がいるのだ。
↑バスターミナル前で朝食。
↑時折現れるバオバブの木、その力強さにいつも驚かされる、この木には鳥の仕掛けがぶら下がっていて少し滑稽な姿になっていて笑ってしまった。
↑タンザニアに入ってから常に雲が出ている、登山の天気が不安だなぁ。
↑瓶のジュースは約25円、疲れた身体に染みる!だが飲み過ぎ注意だ。
↑小さな集落でようやく見つけた食堂でカレーライス?タンザニアのお米は意外と旨い。
↑民家の様なBARで一杯やり、集落から離れた河原にキャンプを張りに向かった。
キリマンジャロの見える静かな川辺だった
↑キリマンジャロとマウェンジ山が遠くに見える、美しい。
夜中、今まで聞いたことのない大型動物の鳴き声と荒い鼻息で目を覚ました
まずい!
恐らくゾウかカバだワニだ!
かなり近い、すぐそばだ、、
緊張が走った、パスポートと携帯を慌ただしくポケットに突っ込みヘッドランプの小さい明かりを頼りにテントから恐る恐る脱出した、
闇の中から確実に何かに威嚇されている、
ゾウの声はボツワナで何度も聞いた、ゾウではない、
アフリカの人々が口をそろえてカバは一番危ない、と言っていたことを思い出し心臓の鼓動が早まった、
姿は見えないが、確実に近くにいる
一歩一歩後退りしながら川を離れた、50mほど離れた所に大きな木があったのでそこで隠れるように腰を下ろした、口から心臓が出そうとはこういう事をいうのだなと思った。
しばらく、警戒した感じの鳴き声(叫び声)がテント付近から聴こえていたが、
バシャ!バシャ!
と水しぶきの音と共に鳴き声は消えた、
恐る恐るテントに戻り、荷物を慌ただしくまとめてキャンプ地を川から遠ざけた。
助かった。
ここはアフリカ、少しの不運や不注意が野生動物との事故をまねく、特にカバは毎年死亡事故も起きている危険な動物、
今回はキリマンジャロが綺麗に見え、周囲の確認も疎かに浮かれて川辺でキャンプを張ったシカ男の不注意である、
深く反省した。
↑朝、事件現場に行くとテントを張っていた周りにたくさんの足跡があった、
カバの足跡だ。
・糸冬・