【アレキパ】ミスティ山(5822m)登山 Volcano Misti
ミスティ山 ( Misti Volcano )
アレキパ ペルー
アレキパの街のどこからでも見える美しい独立峰"ミスティ山"
これまた日本人ならつい「アレキパ富士」と呼びたくなってしまう。
・標高5822m
・登山口標高3250mくらい
・登山スタイル 一泊二日の無積雪登山
・登り12時間 下り5時間 山頂で2時間滞在
・難易度 ★★☆☆☆ (健脚なら誰でも)
注意点
・山賊がたまに出るらしい
・麓に大型野犬が多発
・キャンプ地が標高4500mにありかなり冷える
・アクセス
山の看板がある本登山口には四輪駆動しか入れないので旅行代理店での手配が必要
もしくはその6.5km手前の入山ゲートまでタクシーかバスで行く事ができる
お金に余裕があるならセントロからタクシーで15〜20ソル
節約派はバスで1.5ソル
"Chiguata" 行きのコレクティーボ(乗り合いバス)に乗れば登山ゲート付近まで行ける
しっかし乗り場を探すのは苦労した、
割と意味不明な場所にある乗り場はココだ!
ご覧ください
Combis Chiguata
マイロケーション • バスステーション
http://ge0.me/wONGMsidkk/Combis_Chiguata
ge0://wONGMsidkk/Combis_Chiguata
そして、
アレキパの中央広場周辺に旅行代理店が軒を連ねていてガイドツアーや送迎を行なっている
ガイドツアー代金は一泊2日で200〜300ソルでキャンプ道具等のレンタル付き
四駆での送迎の値段は聞きそびれたが安くはないだろう。
ちなみにインフォメーションや代理店では登山口へのバスでの行き方は教えてくれなかった、
知らないのかな?
ケチ!
・1日目
3日分の食料と水を街で買い、
いざ登山口へ!
ゲートを見張りのおばちゃんに開けてもらい名前とパスポート番号を紙に書くように言われる、その紙が新聞紙の端切れだったのは笑った
さて、ここから本登山口まで6.5kmひたすら歩く
あまり景色に変わり映えはないが、
少しづつ、
少しづつミスティ山が近づいてくる
テクテク歩く事一時間半
ようやく看板がある本登山口に到着!
ガイドツアーで来れば4x4の車で送迎があるから、ここまでの長く単調な道のりをカットできるよ
ちょっと一休み
後ろにそびえるのがミスティ山
本登山口からは傾斜がきつくなり本格的な登山道が始まる
岩のガレ場が多く道も不明瞭
だが、独立峰の良いところは道を外れても大幅に間違えなければただ上を目指して上がればいいのだ
これは下山時に撮った写真だが、こんな感じの道をがキャンプ地付近まで続く
写真で見るより傾斜がきつく標高が高いせいか中々しんどい
予定よりはるかに時間がかかり
日没後にキャンプ地に到着!
登りながら上にヘッドライトの灯のようなものが見えたんだが誰も居ない、
不思議だ
超早朝から登り出したいため
パパッと 晩飯を済ませてビールを飲んでおやすみgood night
キャンプ地から見下ろすアレキパの夜景
・2日目
3:30 起床、夜中に寒くて何度か起きた
3シーズン用の寝袋にフリース生地のインナーとモンベルのシュラフカバーを併用して寒さをしのいでいる
4:30 まだ暗い中ヘッドライトを付けて出発
これまた想像をはるかに上回る傾斜にペース上がらず5時間近く歩きようやく、山頂直下にあるコルに到着
チョコとコーヒーで一息
ふぅ、疲れタァ
このコルまで来れば山頂はもうすぐ!
この山、ミスティには山頂らしきものが2つあった
右側に行くとお鉢周りの出来る噴火口
そして
左側に行くと十字架のある本山頂だ!
そんな訳で
ミスティ山5822m無事に登頂!
山頂からは360度のパノラマが広がる!
山頂はキャンプが出来そうな程広く、寝転んで空を眺めていたら眠ってしまった、
起きたら2時間以上だっていた!
疲れのせい?標高のせい?
急いで下山だっ!
下りは登ってきた道のとなりに砂走りルートがあった、まさに富士山の様だ
もうビックリするくらいの速さで降りた!
傾斜はこんな感じ
砂に足を埋めながら走りおりた
登りに5時間以上かかった道のりを1時間足らずでキャンプ地へ
我が家はこんな感じ
ちなみにテントは「アライテント・トレックライズ2」だ
少し休んで下山再開、
キャンプ地には数チームの登山隊が上がって来て賑やかになっていた
昨日は誰もいなかったから人気がない山かと思っていたがそうでもないらしい
昨晩の貸切は贅沢だったなぁ
すれ違った登山者、ちらほら英語も聞こえた
ひたすら下るも、山頂での昼寝がひびいて時間が遅くなってしまい本登山口付近でもう一泊
飲み物が切れてひもじい
夕陽に癒されるも喉が渇いてひもじい
・3日目
日の出と共に歩き出す
景色が綺麗で素晴らしいのだが、
喉が渇きすぎていてビールの事しか考えられない
いかんいかん!
自然に目を向けて気を紛らわすんだ
コロコロしたサボテン
朽ちたサボテンがクマムシに見える
流石はアンデス、大きなサボテンもちらほら
綺麗なお花
実がオクラの様、怖いから消して食べない
登山ゲートからのミスティ山
ゲートを出たら近くの通りでバスを待って街に戻ります
無事に宿に戻りアレキパのビールで乾杯!
五臓六腑に染み渡るビールの旨み
・まとめ・
とても登り甲斐のある素敵な山です、
しかし!
そこそこな標高な上に日帰り登山が難しいので登山にあまりなれていないなら安全にガイドツアーが絶対おススメです、
もし個人行くなら、寒さ対策と、この山には水場がないのでしっかりと準備した方が良いでしょう
又、道が不明瞭な場所が多々あるのでGPSマップをしっかりとダウンロードした方がいいかな!
・糸冬・