【海外登山】メキシコ国境の山「ボルカン・タカナ」4060m
ボルカン・タカナ「Volcán Tacaná」登山!
・2018年7月8日~9日
・標高4060m(サイトによって標高が違う)
・登山口標高約1800m
・登り6時間 下り3時間くら
・メキシコ南西部、南シエラ・マドレ山脈中の活火山
・登山スタイル、テントがあれば一泊2日がオススメ(日帰りも可)
・タパチュラからコレクティーボ(乗合バス)を乗り継げば登山口まで割と簡単に行ける、途中ルートによってはグアテマラに入るが特にゲートやイミグレなどはない
1日目
メキシコ側に二つルートがあるが多分ノーマルルートの登山口はこれだろう!
ウニオン・ファレス(Unión Juárez )という最後の村から一度グアテマラ方面に向かうルートを選んだ、
自転車はここより少し下にある呑み屋に下山後ビールを飲む約束で置かせてもらえた。
前半の登山道は歩きやすく道も分かり易い。迷う心配はない。
自分は登りで右(グアテマラ側)下りで左(メキシコ側)を使った。
一時間くらい登るとグアテマラとの国境沿いに売店がある、ここから上にも民家や食堂らしきものはあったが営業不定期みたいだから最後の買い出しのチャンスはここだ。
売店から先は謎の碑が山頂まで点々と一直線に置かれているが登山道はこの石碑になぞらえてない。
約2500m付近からグアテマラの最高峰タフムルコ山が見えた、裏側がどうなっているかわからないがここからは美しい独立峰に見える。
テクテクと登っ行く、キャンプの道具一式と水3ℓが重い
なまったものだ
そんな中
若いカップルが家に帰るべくテクテク普通の恰好で登ってゆくではないか、
「家の集落までくればキャンプが出来るからあと少し頑張って!」
と、時間が遅くキャンプ地を探しながらゆっくり歩いていた自分をはげましてくれた。
今日は休日、おめかしをして街に遊びに行ってたそうな。
しかし驚いた!標高3000m付近に集落があるなんて!
集落の家々写真集
さて、登山口から歩くこと約三時間、
標高約3000mの集落にてテントを張る許可をもらえました、よかったよかった
2日目
早朝三時に起床
朝食と珈琲を取りテントを撤収
荷物を軽くしたいから茂みにキャンプ道具を隠す(誰にも見つかりませんように!)
四時にまだ暗い中をテクテク歩き出す、集落の犬たちを随分吠えさせてしまった。
五時半暗いから明るくなり始める、知らない山を暗い中あるくのは不安だったからなんだ安心。
一か所良くわからないゲートがあり、迷ったが正解はこのゲートを開けて進む
(後で聞いたら放牧している牛の脱走防止柵だそうな)
点々と何かの跡地がある
出発から二時間半、開けた場所に出た!
何か気配がすると思ったら牛が見ていた、
海外登山をしていると牛が山にいるくらいでは驚かなくなる。
さあ、山頂はもう遠くない!
山頂直下に何故かキャンプ地がある、フットサルでもできそうな平地だ
そこから約20分で頂上へ!!
山頂付近はこの山では珍しくゴツゴツした岩の道だ
さあ、4000を越えたぞ、もうすぐだ。
そして
「ボルカン・タカナ」登頂!!
380°の景観!!
山頂には石碑と鉄の搭?
あらかじめ水筒に淹れておいた珈琲を飲み、
なんとなく後ろ髪引かれるおもいでテクテクと下山
下山時に集落の子ども達をパシャリ
登山口には酔っ払いのオヤジがいて長々とからまれた
無事に自転車を置いていた呑み屋に戻ると、昨日とは別の人が出てきてお金を要求されたので20ペソを支払った。
・まとめ・
なかなか行きにくい場所にある山なので旅行者であまり足を向ける人は少ないと思うが、危険な個所もなく道も分かり易い、最寄りの都市(タパチュラ)からのアクセスもしやすい、登山口から山頂までかなりの高低差だが山頂からの眺めは素晴らしい、
自転車でのアクセスは舗装こそはあるものの登山口手前10kmくらいから傾斜が物凄いのでオススメできないな。
ヤマノイヌが仲間になりたそうにこっちを見ている!
・糸冬・