シカ男の旅 ~情熱五大陸登山~

シカ男(Shikao)、2015年の夏から自転車で世界一周の山旅にでました。

【メキシコの治安】メキシコと拳銃強盗と私。

みなさんお久しぶりです、
そして、数少ない私のblog読者のみなさん、更新が永いこと(半年くらい?)滞り、たいへ〜んご心配おかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

え?

「心配なんかしていない?」

「ていうか誰?」



・・


・・・


Don't say like a that !!!!

そんなコト言わないでくださ〜い

自転車で世界の山旅をしているTakaですよTaka!
2017年10月19日現在
オーストラリアのタスマニア島にいます
相棒サーリーとモンベルのテント(ムーンライト2型)


さて

タイトルにも匂わせましたが
率直に言いますとメキシコシティ強盗に遭いました

あ〜 かっこ悪い、
しかも女の子といる時に

もう一度言います

女の子といる時に!!

かっこわるっっ!

携帯電話、財布、キャメラ を失い、
あまりのショックからブログに手をつけられなくなる始末、、(言い訳)

はっきり言ってこれは自分の油断が招いた事故です、

抵抗したら殺されていたかもしれません。

他の旅行者が、今後このような出来事に遭ってほしくないので書きます。


場所


メキシコシティのソカロから数駅、サンクリストバル行きのバス乗り場に向かう道、人通りは少ないがメイン通りから一つ曲がっただけの幅の広い通り

この通りで私は強盗に遭った。



時間帯



まだまだ明るい15:30頃だ


状況




女の子と二人マーケットで買ったチップスを食べながらテクテクとバス乗り場まで歩いていた時

突然だ

後ろからクビをかなりの力で締められた
一瞬何が起こったかわからなかったがすぐに悟った

 

強盗にあっているのだ


眼の血走った男性が正面に回り
俺の目の前に銃を突きつける

「携帯、金!!」

「携帯、金!!!!」

男は小声で怒鳴る

この時何故かあまり喋れないスペイン語だったが、

まるで日本語でいわれているようにはっきりと聞こえた

一緒にいた女の子には手を出さず、アゴで(向こう行け!)と逃してくれたことは幸いだった


このくらいの距離で銃を突きつけられた
リボルバー式の古そうな銃に弾が数発だけ入っているのが見えた

以前から強盗に遭ったら全部渡す!

と心に決めていたが

一瞬、何とか逃れられないか考えた

だがすぐに諦めた

 

死んだら駄目だ


俺のクビを締める力は どんどん 強くなる

どうするべきか考えていた時間は数十秒くらいだったろうがとても長く感じた

血走った目の男が銃の持ち方を変えた時、自分が撃たれるイメージがよぎった

意識が遠のきそうななか、俺は右ポケットを指差し
奴に財布を抜かせた
ほぼ同時に左側のファスナーポケットに入っている携帯を渡した。

2つが正面の男に渡った瞬間、後ろの奴の力が緩まり道路の端に突き飛ばされた
時計を二人にむしり取られそうになるが簡単に外れなかったので諦めて二人は走ってさらに路地の方に逃げて行った。

俺は気を取り直しバス乗り場に向かい友人と合流した

俺は絶望感に苛まれていたが
女の子の前で動揺した姿を見せたくないから虚勢をはった

友人は俺の無事を見て全身の力が抜けたような安堵の顔を見せてくれた




銃を突きつけられた時の絶望感は自分が持つ言葉では言い表せない

半年以上たった今でも、あの男の血走った眼が忘れられない

そしてただただ悔しかった

警戒を怠った自分を恥じた




もしこれを読んでくれた人がもし強盗のリスクがあるような場所を訪れるなら、警戒を絶対に怠たわらないで欲しい


強盗対策

・盗られても大丈夫なようにフェイクの携帯と財布を持つ
・必要以上の物は持ち歩かない
・旅行用のシークレットポーチは有効なのでパスポートなどはそこに隠す
・治安の悪い場所は一人で歩かない、夜は特に(当たり前!)
・そもそも旅行に行かない(嘘)
・と言うか家から出ない(嘘)
・路地を歩くときは後ろをこまめに振り返る
・もし強盗に遭ってしまったら素直に従う




それ以外にも色々とトラブルはありました(スリやケンカなど)

しかし


基本的にはメキシコの人々は世話焼きで良い人です!!

嫌いになれないメ・キ・シ・コ

帰ってくるぞ メ・キ・シ・コ

沖縄な有名なタコス屋 メ・キ・シ・コ


ちなみにメキシコシティからサンクリストバル行きの三等バスはここから出ているので、参考程度に

赤いピンの場所にいけば数件の三等バス会社が軒を連ねています

運賃は大体200ペソ〜400ペソ
女の子だと少し安く乗れる傾向があるみたいです

くれぐれも強盗にはお気を付け下さね

この辺り、出ますから。



・糸冬・